転換点、そして




家を建てたら犬を買いたいと子供が言っていた。

そんな子供たちもどんどん大きくなってゆく、男の子と女の子だし、
中学生になったら寝る時間も変わってくる。

その上、祈祷師に言われた「数えで42才の節分」までには家を建てなさい。
のリミットまでもう一年を切ってしまった・・・・

しかしながら、家どころか、土地すら決まっていない(決まる気配もない)

「もう、方向転換しかない! こうなったら一戸建ての賃貸じゃ!」

と言うことで市内の一戸建て賃貸を探しに入った。

で探した結果、一戸建てがあった・・・「例のライバル不動産の仲介である」

「もうこうなったら、ライバルとか気にしてられるかい!!!!」
と賃貸物件の詳細情報を教えてもらいに不動産屋に向かった。

「すみませ~ん」
「は~い」と対応してくれたのはバイトっぽいおばちゃん

「あの~インターネットで見た○○地区の一戸建て賃貸物件の詳しい
情報が知りたいんですが・・」

するとおばちゃんは
「えっ?うちにはそんな物件ありませんよ?」と、
何とも要領を得ない答えが返ってきた。

仕方なく、持っていたスマートフォンで「これなんですが・・・・」と見せると

「まぁ~~本当だ・・・」と、頼りない・・・

その後、おばちゃんは社員らしき人に電話でその物件の情報を聞く、
そしてしばらくして

「すみません。。その物件、もうだいぶん前に決まってるみたいです・・・」と・・

そんな情報、いつまでも出しとくなよ! と脳内でぶち切れたあと、

「えっと、じゃあ○○地区で一戸建て物件、何かありませんか?」と僕

「いま、あのあたりにはないですねぇ~・・・・」

「じゃあ、あの辺で土地ないですかねぇ」と僕

「う~ん、ちょっとまってください。」と、おばちゃんは再び電話へ

「一応一つあるみたいです、850万円で80坪くらい、場所はここのあたり」
と地図をくれた!

なに~~~~!

あの地区に土地があるだと!!!!!
それも、地図を見ると我が家からかなり近い、山手で奥まった場所で全く
目立っていなかった。

「本当ですか! その情報、もう少し詳しく教えてもらえませんか!!」と僕

結局社員さんが帰ってきてから電話すると言うことでその場を後にした。

僕はその足で、地図の場所に。

確かに、ある 但し 草ぼうぼうだ

すでに売り出して方6年が経過しているらしく、雑草や木!が生い茂り、
ジャングルと化している。

一段落して、我が家へ、

ちょうど家に着いた頃電話が鳴った。さっきの不動産屋の社員さんである。

「あの、○○さんの携帯ですか」

「はい、そうですが」と僕

「いま、土地見てきました、草ボウボウですね!」と僕

「はははは、そうなんですよ、あの土地でしたら、安くしますよ!」

「えっ850万円じゃないんですか」と僕

「そうですね、700万くらいでどうですか」

!・・・・それは安い!

「700万円ですか!、それはちょっと魅力的ですね!」と僕

「是非とも検討しますので、又電話します」

と、電話を切った。

土地が出てきた!ついにだ!

その夜、今日のことを家内に興奮気味に話した

「家、何とかなるかもしれない」

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